犬の一生はあっと言う間に過ぎ去る

犬の一生を解説
犬の一生を解説

犬の一生は10~15年。あっと言う間に過ぎて行きます。

 

ここでは生後間もなくから、

超高齢期にあたる15歳までの、犬の一生をまとめました。

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人の1/8程度で終えてしまうからこそ楽しく過ごさせよう!

大好きな公園やお散歩など沢山連れて行こう
大好きな公園やお散歩など沢山連れて行こう

犬の生涯は人間に比べるととても短いです。

 

小型犬の寿命は15年前後と言われています。

 

大型犬はさらに短い寿命(10年程)で一生の幕を閉じてしまいます。

 

犬の生涯を楽しく実りのある物に出来るかは飼い主次第です。

 

犬を飼うからには、

生涯を通じて後悔の無いように過ごして行きましょう。

 

これから犬を飼い始める方や、

現在飼っている方も愛犬が現在何歳なのか残りの人生はどれくらいなのか、気を付けるべき点などを参考にして頂ければと思います。

 

犬の一生

・生後2~4週間

五感が発達し始め少しずつ活動的になります。

 

離乳も始まる頃です。

 

・生後1ヶ月

母犬離れをし、あちこちに行動し冒険を始めます。

 

やんちゃもし始めます。

 

・2ヶ月半~3ヶ月

子犬を迎えるのはこの時期がベストで、

家族として人間に迎え入れられる頃です。

 

早い時期に母犬や兄弟犬と引き離されると、

犬社会に適応でずに基本的な性格形成に問題が生じる事も..逆に遅すぎると人間に対して不慣れな性格になってしまいます。

 

・3ヶ月

2回目のワクチンを受け、免疫抗体を付ける時期です。

(3回を推奨している動物病院もある)

 

ワクチン後散歩に出掛けましょう。

 

この時期が社会化の適正期です。

 

他の犬、知らない人、車、自転車、草木などに慣れる絶好の機会です。

 

社会化はとても大切で、

この頃に家族以外の知らない人と触れ合っておかないと、人に対して慣れません。

 

犬に対しても同様で、知らない犬にも触れ合わせましょう。

 

犬、人に対して上手くコミュニケーションが取れるか否かはこの時期、子犬生後3ヶ月に決まります。

 

・5ヶ月~6ヶ月

人間でいう思春期で、この時期は情緒も不安定。

 

様々な自己主張をします。

 

縄張り主張や飼い主の言う事に背いたりします。

 

犬を飼う事で大変さを知る第一関門と言えるでしょう。

 

室内犬は犬の序列意識が少ない方ですが、

飼い主より上に立とうとする場合があります。

 

この時期に言う事を聞かない犬は序列の挑戦でもあります。

 

・9ヶ月

小型犬は生後7~10か月で生理を迎えます。

 

しかしまだまだ体は未熟なので交配は避けましょう。

 

オスの発情もこの時期から始まります。

 

メスはこの時期から発情を半年に1度迎えます。

 

「初潮について」

陰部からの出血が初潮のサインです。

 

犬の場合は血を自分でなめてしまう場合があり、

飼い主が気付かない事もあります。

 

陰部の膨らみ、頻尿もサインになります。

 

出血後10~13日が交配可能な時期です。

 

オスは、発情期のメスのホルモンの臭いで性欲が湧きます。

 

平常心を失い、マウントしたがったり、必要以上に追いかけたりします。

 

【注意】10ヶ月を過ぎたら

10ヶ月から徐々に大人の仲間入り
10ヶ月から徐々に大人の仲間入り

内臓や骨格、筋肉も大人の仲間入りをします。

 

ドッグフードはパピー用から成犬用に切り替えます。

 

 

一度に切り替えるのではなく、

パピー用に少しずつ混ぜて慣れさせてあげましょう。

 

パピーフードを成犬に与えると、

栄養やカロリーが多くなりすぎて肥満になります。

 

成犬には成犬用のドッグフードを与える必要があるのです。

 

青年期~壮年期に掛けては、

沢山運動をして身体能力のベースを作りましょう。

 

若いうちは沢山動いて丈夫な足腰を作る事が大切です。

 

小型犬は体力的にはタフではないのでほどほどにしましょう。

 

運動不足はストレスの原因になります。

 

この時期はとにかく動きたい時期です。

 

沢山公園に連れて行き、遊ばせてあげましょう。

 

ストレスが溜まると落ち着きがなくなったり、

吠えたり、攻撃性は上がる事もあります。

 

▼1歳

やんちゃでいたずら好きな時期です。

 

人で例えるなら高校生の頃です。

 

しかし犬の場合は内臓機能、

見た目、筋力や大きさもすっかり成犬の仲間入りをしています。

 

ポメラニアンやプードル、

ロングコートチワワなどの場合はフワフワで立派な被毛が生え揃います。

 


▼2歳

人間で例えるなら20歳前後。

 

大学生の時期にあたります。

 

すっかり大人になったと思いますが、中身はまだまだ子供です。

 

見た目は堂々としていますがまだまだ半人前。

 

様々な欲求を抑える事が出来なかったり、わがまま放題をします。

 

手をつけられなくなる場合もありますが、

どんな時も毅然とした態度で諦めさせる時も肝心です。

 


▼3歳

犬の生涯で一番元気で脂が乗っている時です。

 

言う事もしっかり聞くようになりコミュニケーションもきちんと取れます。

 

今までの苦労が報われる事を実感するでしょう。

 

自信にあふれているので様々な事に挑戦をしたがります。

 

序列をもっとも意識するので、

自分より下だと思われていると言う事を聞いてくれません。

 

体力、気力が十分にあるので他の犬にも強気に出ます。

 

トラブルの原因になる前に、

ドッグトレーナーを利用してしつけを再確認しておいた良い場合もあります。

 


▼6歳

6歳になるとまだまだ成熟期ですが、

 

その反面、そろそろ新陳代謝も落ちてきます。

 

壮年期への突入と考えても良いでしょう。

 

身体機能の成長も望めなくなります。

 

新陳代謝も落ちるので食事の量には気を付けましょう。

 

中年太りへの分かれ道とも言われているので、

運動と食事のバランスをしっかり分ける必要があります。

 

肥満は様々な病気を引き起こすので、飼い主の日頃からの意識が大切です。

 


▼7歳

高齢期に突入。

 

見た目はまだまだ可愛く若いのですが、

実際は高齢期に突入しています。

 

そのギャップを受け入れられない飼い主がほとんどです。

 

その為高齢期へのケアが怠りがちになります。

 

高齢のサインは、

 

・日中の睡眠時間増加

・俊敏性に欠ける

・走るスピードが落ちた

・歯がグラグラしている

 

などに現れます。

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【注意】7歳からの接し方

まだ若いけど7歳からシニア犬として扱う
まだ若いけど7歳からシニア犬として扱う

この時期から体力が落ち始めます。

 

健康と体力維持の為にも毎日同じように散歩をしましょう。

 

ただし、暑さや寒さには弱くなるので、

厳しい天候の場合は避けても良いでしょう。

 

活動範囲が狭まり、自ら好んで運動をする機会が減ってもくる時期です。

 

飼い主から外に誘い出し遊んであげると良いでしょう。

 

シニア犬になると、内臓や歯の機能が衰えます。

 

その為、ドッグフードが噛めない、消化できない、

何てことも起こり得ます。

 

ドッグフードは成犬用からシニア用に切り替えて下さい。

 

 

歯の状態によっては6歳から切り替えても良いでしょう。

 

シニア用のドッグフードは、

成犬用に比べるとカロリーも少なくなっています。

 

シニア時に成犬用のフードを与え続けると、肥満の元になるでしょう。

 

シニア犬は、ストレスを溜める事のないように生活をする必要があります。

 

いつもの時間に起き、いつもの時間にご飯を食べ、いつもの時間といつもの回数散歩に出かけましょう。

 

自分の生活環境を乱される事を嫌います。

 

睡眠に関しては長く寝てはいますが、あまり熟睡は出来ていません。

 

寝る機会も多くなるので充分寝かしてあげましょう。

 

▼10歳

見た目に変化が現れます。

 

例えば白髪が増える、歯が抜けるなど。

 

病気にもかかりやすくなる時期です。

 

・動きが遅くなる

・性格が大人しくなる

 

などのシニア犬の特徴もこの時期から現れます。

 

病気を発症する事もあるので犬の体調管理には気を遣いましょう。

 


▼13歳

白内障や肝機能の低下がみられます。

 

見た目も高齢期と分かる様になりますし、

身体能力にも衰えがみられます。

 

悲しいですが現実を受け止めて、

犬の幸せを第一に考え直しましょう。

 

遠出や無理な散歩は禁止です。

 

犬は自分のペースで行動したがるので合わせてあげましょう。

 


▼15歳

最大高齢期へ突入。

 

無理のない生活をしてあげましょう。

 

犬は何をするにも自分のペースで行動します。

 

自分の事で精一杯になります。

 

おしっこの粗相も怒ってはいけません。

 

介護も必要になってくるかもしれません。

 

毎日を大切に愛犬を労わって生活してあげましょう。

 

犬の行動範囲しっかり理解しておく必要があります。

 

また、犬が出来る事、出来ない事を把握してサポートもしてあげて下さい。

 

まとめ 

 

犬の生涯は「切り替え」が大切。

 

10ヶ月過ぎはドッグフードの切り替え

 

6~7歳からは食事、健康面、体調により考慮が必要。

 

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