犬が耳の病気になるにはいくつか原因があります。耳に熱を持つ事もあり、耳に溜まった血を取り出す事になる事もあります。
特に、耳が垂れている犬は耳の異常に気付きにくいので注意して下さい。
スポンサー ドリンク
【原因】
耳にたまった垢で起こる病気です。
外耳道にある分泌腺から出る分泌液や皮膚の垢、耳の外から入ってくる、ほこりやチリが原因で起こります。
【症状】
耳に炎症が起こるため、犬は耳を壁にこすりつけたり、耳をしきりに掻いたり、頭を振ったりします。
耳に炎症が起こっているため耳の周囲を触られるのを嫌がったりします。
【治療法・予防法】
耳垢を除去する事から始まります。
細菌感染がある場合は抗生物質を使い治療します。
細菌感染がなければ耳垢掃除で終了します。
外耳炎は恐ろしい事に放置しておくと、中耳炎、内耳炎にまで発展し、難聴になる恐れがあります。
【原因】
ダニによる痒みと汚れと悪臭があります。
耳垢や耳の分泌物を食べるミミヒゼンダニに感染すると耳かいせんになります。
耳に卵を産み付けて繁殖する事もあるので注意したい病気です。
【症状】
悪臭を放つ黒褐色の耳垢が出てきます。
痒みがあるため、頭を振ったり耳をしきりに掻いたりします。
耳を覗くと白いダニが見つかる事もあります。
【治療法と予防法】
耳かいせんは耳垢をきれいに除去し、殺虫剤でダニも除去します。
卵を産み付けられていた場合は孵化する3週間後に再度殺虫剤を使用します。
スポンサード リンク
【原因】
耳を噛まれたり、耳に傷が付いたりして、
血液や血中の水分が耳に溜まり膨れ上がり悪化する事によって起こる耳の病気です。
【症状】
耳が膨れ上がるので外見から分かります。
耳を触られるのを犬が嫌がったら耳血腫の可能性があります。
また耳に熱を持っているので熱くなります。
片耳だけ膨れる事が多いのですが、まれに両耳腫れる事があります。
日頃から愛犬の耳の様子を観察し、膨れていないか注意して観察しましょう。
【治療法・予防法】
たまった血液をメスで切るか、注射器で取り除きます。
止血剤や抗生物質を使用して感染を防ぎます。患部には包帯を巻き、血液が溜まるのを防ぎます。
まとめ
耳の病気は不衛生にする事により起こります。
ダニが寄生したり、汚れの付着で不具合が起こります。
特に耳が垂れている犬は耳の中が確認し辛いので注意しましょう。
|
スポンサード リンク