元々は貴族の犬として飼われていた由緒ある犬種です。
宝石のように輝く毛が特徴で、走り方はヨチヨチ走るので大変可愛らしく、日本でもファンが多数います。
チワワに次いで体の大きさは2番目に小さな犬です。
大切に育ててあげましょう。
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1886年にイギリスのケネル・クラブにて公認された犬種です。
チワワに次ぐ小型な犬種としてジャパン・ケネル・クラブが公認しており、成犬になっても2~3kg程度と言われています。
子犬期の毛色はブラック・タンで、成犬になるにつれてダーク・スチールブルーやゴールド、シルバーなど毛色が7回ほど変化していきます。
その美しい艶やかで絹のような毛並からしばし「輝く宝石」と例えられています。
ダーク・スチール・ブルーとくっきりと浮き出ているタンが被毛の魅力でもあります。
日本では長期間に渡り飼育ランキングトップ10の座に居座り続け、人気がある犬種である。
ヨークシャー・テリアーの愛称は「ヨーキー」です。
テリア特有の気が強い面もあり、知らない人や知らない犬に吠えたり、噛んだり、
大胆な行動をする事もあります。
テリアは元々狩猟犬です。
ヨークシャーテリアのDNAは今でもその事は忘れてはいません。
その為、しつけは幼少期にしっかり行っておきましょう。
性格は愛嬌があり甘えん坊で、人見知りをする事もあります。
冒険心が旺盛で常にトラブルを起こしそうなそんなパワフルなエネルギーを持っています。
常にちょこちょこと動き回っているので
ドッグカフェなどにチャレンジする際は、しっかりとしつけが出来るようになってから入店しましょう。
吠え癖を持った犬も少なくなくありませんが、トレーニングによって直すことはできます。
原産国:イギリス
体重:2~3キロ
体高:20~25センチ
毛色:スチールブルー&タン、ブラック&タン、ホワイトなど
運動量の多さ:3
抜け毛:1
吠えやすさ:4
しつけの難しさ:3
人気:4
価格:3
散歩時間:15~20分
寿命:14~16歳
抜け毛が多く、毛質が上質なのでトリミングは定期的に行いましょう。
トリマーに行く機会も多めです。
ショーに出れるような毛が長いヨークシャーテリアにする場合は特別な手入れが必要です。
トリマーに相談してみましょう。
フルコート(被毛が地面まで着く)が定番スタイルですが、
室内で飼うには汚れが目立ってしまう為短くバリカンで刈るかハサミでカットしてしまう方が良いでしょう。
運動は室内で好き勝手に動き回り遊ぶので、それだけでもある程度はまかなえますが、
別途、散歩や室内でおもちゃを使って遊んであげると良いでしょう。
運動量は多い方なのでドッグランなどで思い切り遊ばせてやる事が、一番喜びます。
美しい被毛を保つ為にも毎日か2日に1度はブラッシングまたはコーミングを行う事をオススメします。
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膝蓋骨脱臼 環輪亜脱臼 気管虚脱 低血糖症 進行性網膜萎縮症 膝関節検
・小型犬特有の膝蓋骨脱臼、水頭症、糖尿病、気管虚脱に注意が必要です。
・骨が弱いので骨折にも注意しましょう。
高いところから飛び降りさせないようにして下さい。
・歯の病気にである虫歯、歯周病に掛りやすいのでデンタルケアを定期的に行いましょう。
ヨークシャー・テリアは1862年に「ブロークン・ヘアード・スコッチ・オア・ヨークシャー・テリア」
と名づけられましたが長すぎる名前だった為、略され現在の名前で呼ばれるようになりました。
ヨークシャー・テリアは19世紀中頃、イギリスのヨークシャー地方のネズミ取りとして活躍していた狩猟犬です。
当時工業地帯であったこの土地は工員の家に蔓延るネズミを駆除する為に作られました。
この為、この犬は華やかなイメージはなく、低階層の人々が飼育している犬と言う認識でした。
しかし上流階層の人がヨーキーの美しさに触れる事になり、急に日の目を見る事となったのです。
ショーに出た途端、たちまち人気犬となりました。
このようにして徐々に上流階級~貴婦人の人気を得て行ったのです。
アメリカに上陸したのは1800年代後半であり、
様々なサイズの犬種が持ち込まれた為に 「オーストラリアン・テリア」やオーストラリアン・シルキー・テリア」と同類として扱われていました。
この頃のヨークシャーテリアの定番はスタイルが定められず体重も5キロオーバーのサイズがほとんどでありました。
1900年頃、
イギリスとアメリカの愛犬家達の努力により、より小さなサイズの犬を作り出す目的で交配が進められて行きました。
さらには長く美しい被毛を作る為研究も行われ徐々に今のヨーキーのかたちになって行ったのです。
現在のテリアに確立されたのは1932年に「オーストラリアン・テリア」やオーストラリアン・シルキー・テリア」とヨークシャの交配が禁止された後です。
この犬種はマルチーズやスカイ・テリアやマンチェスター・テリア、
絶滅したクライズデール・テリア(ペイズリーテリア)など様々な犬種を交配させ改良を重ねた事もあり、
血統が不安定な為、最大で7kg前後と大きな犬が生まれる事もありました。
まだ歴史が浅いのでこのような事が起きたのです。
尚、
国際畜犬連盟(FCI)では、2kg未満は認可されず、また3.1kgより大きいものもヨークシャーテリアとして認可されていません。
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