シェットランド・シープドックとは
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運動能力が高く知的な優秀犬です。愛情深く飼い主思いが人気の秘訣です。
愛称は「シェルティー」
ラフ・コリーを小型化したような犬がシェットランド・シープドッグです。
顔つきもコリーと似ていますが、マズルの頭部に占める割合は、長さ、太さでコリーよりもコンパクトです。
一般的には小型のコリーという位置づけで、身体の大きさが最も重視される要素となっています。
元々は牧羊犬であった為に抜群の敏捷性と走るスピード、忍耐力を兼ね備えています。
特徴と性格
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牧羊犬であった為に走ったり吠えたりするが仕事だったので今でも吠え癖があり体力が抜群です。
性格は温厚で素直、そしてやや気弱で神経質な一面も。
優しく温和な表情は、聡明さ、警戒心の強さがうかがえます。
知らない人や物音がすると吠える癖があります。その為子犬の頃から外に積極的に連れ出して社会性を身につけましょう。運動能力が高く競技向きの犬でもあります。
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基本データと一口メモ
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原産国:イギリス
体重:9~12キロ(オス)8~11キロ(メス)
体高32~41センチ
毛色トライカラー、ブルーマール、セーブル
運動量の多さ:4
抜け毛:4
吠えやすさ:5
しつけの難しさ:3
人気:3
価格:4
散歩時間:20~40分
寿命:12~14歳
シェットランド・シープドックの一口メモ
運動欲求が高く散歩が大好きです。
その為、ドッグランが大好き。美しい毛を保つためにブラッシングは丁寧にしてください。
メスとオスとでは、首まわりから胸にかけての飾り毛はオスの方がボリュームがあります。
この飾り毛はシェットランド・シープドッグの一番の魅力でもあり特徴でもあります。
被毛は、粗くて長い上毛と柔らかくて密生した下毛のダブルコートになっています。
毛色はブラック、セーブル、ブルーマールを基に白もしくはタンが配色されています。
※毛色がマール同士を交配させると、遺伝的に問題のある子が高い確率で生まれてしまう事があります。
マール色とはブラックの斑点、縞模様が入っているブルー色が掛ったグレーを指します。
特徴でもある、大きく立った耳については、耳先が前方に折り曲がったものが理想的とされています。
その為、矯正をする場合もあります。
気を付けたい病気
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股関節形成不全 皮膚疾患 外耳炎 てんかん コリーアイ 白内障 動脈管開存症 聴覚障害
・甲状腺機能低下症には注意が必要
・イベルメクチンを投薬はしない事。命に関わる事がある。フィラリア予防の際にイベリアメクチンは使われる事がある。獣医に相談してみよう。
シェットランド・シープドックの歴史
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シェットランド・シープドックの歴史はラフ・コリーやボーダー・コリーなどのスコットランド地方の牧羊犬とその起源が同じであると考えられる。
この犬はポメラニアンやキング・チャールズスパニエルなどの血統が入っているとも考えられている。
19世紀末、イギリス海軍の艦隊はこの島に演習の目的で度々訪れるようになった。
その時にこの子犬がイギリス本土に持ち込まれるようになったのである。
イギリスで紹介された時には、その外見からもスパニエルと同じ犬種のようであった。
この犬を基にラフ・コリー等の犬を交配させつつ、
大型化しないように作られたのが現在のシェットランド・シープドッグであるとされている。
シェットランド諸島に生息している羊は、スコットランド産の羊と比べると、
その大きさは半分程度である。
これはシェットランド諸島では牧草地が限られており、またこの島は気候条件が悪く荒涼としていたので、飼料を得る事が難しかったのである。
飼料不足が家畜を必然と小型化させて行ったのだ。
シェットランド・シープドッグもこの環境下にあり、必然的に小型化して行ったと考えられている。
この島は人口も少なく、当時は羊以外に、鶏や牛、豚などの動物も放牧地で管理されていた。
農耕地との分離する物がなかったこの島で、家畜の自由な行動を制御する事にこの犬は重宝されたのである。
当初はシェットランド・コリーという名称が一般化し、
1909年にイギリスケネルクラブが「シェットランド・コリー」の名称で公認した。
この呼称が一般化していたのだが、コリーのブリーダー団体から反対の抗議を受け続けた。
その結果、数年後に現在の名称としてイギリスケネルクラブに登録し直された。
現在では牧羊犬としてはほとんど扱われておらず、家庭犬として世界中で人気を得ている。
その他の説
約250年間、ヴァイキング時代(Viking Age、800年 - 1050年)と呼ばれる頃があった。
これは西ヨーロッパ沿海部を侵略したスカンディナヴィア、バルト海沿岸地域の海賊(武装船団)を指す。
シェットランド諸島がこのヴァイキングの支配下にあった時代に、
このヴァイキングがスカンジナビア地方から持ち込んだ、サモエド等、スピッツ系の血が配合されたものがこの犬の基であるとも考えられている。
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