チワワのしつけトレーニングに必要となる基礎を学びましょう。
しつけの基礎は必ず覚えさせたい物です。
初歩のトレーニングですが焦らず、しっかりと行えるようにして行きましょう。
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しつけにおやつは必須です。
しかし、いざこれからしつけトレーニングを開始すると言う時に、犬にお菓子の存在がばれてしまうと(見えてしまうと)しつけに集中できなくなってしまいます。
また、毎回おやつを見せながらしつけを行っていると、おやつが見当たらないとしつけを行わなくなる可能性があります。
他には、おやつを指でつまんで持っていると指ごと食べようとしてしまう事もあるので注意して下さい。
グーにして手の中に握り込むか、親指で抑えておきながらおやうを見せないように注意しましょう。
チワワにおやつを見せないようにして手の中に握ります。
掌を上にしてチワワの鼻先に当てておやつの臭いを嗅がせます。
手の中におやつがある事も認識させます。
チワワがニオイを嗅いでいる間に何も言わずにそのまま手を動かします。
この時にチワワを誘導したい方向へ誘導させます。
手に鼻先をつけたまま付いてくる事を意識しつつ、
動かしたい方向へ誘導します。
飼い主が誘導したい方向へチワワが付いてくれたら手の中のおやつを与えます。
この時に「イイコ」と声に出しながら褒めつつ与えましょう。
もし、集中して付いて来なければ、もっとグレードの高いお菓子に切り替えましょう。
手の動きが早くて付いてこれていない場合は、ゆっくり動かして行きます。
アイコンタクトで飼い主に意識を集中出来るようになると、
トラブルが起こる前に回避する事が出来ます。
また、犬が飼い主を見ると言う事は信頼の証でもあるので、
コミュニケーションを取りやすくなります。
・他の犬に飛びつきそうな時や、興奮してドッグランに入りたがる時。
・散歩中に危険な物が落ちていた時。
アイコンタクトが出来るようになっていれば、
チワワが何か行動を起こす前に必ず飼い主に許可を求めてアイコンタクトをするようになってきます。
チワワと向かい合い、鼻先におやつを握った手を嗅がせます。
チワワが集中したら体を起こしながら手を顎の下まで動かしてチワワの目線を誘導して行きます。
チワワと目と目が合ったら、「イイコ」と褒めながら手の中のおやつを与えます。
これを繰り返し教える事で飼い主と目が合うと良い事が怒ると理解します。
目が合わない場合はもう一度初めから行いましょう。
目線が合う行動が出来るようになったら、
お菓子を顎の下に持って行く時に犬の名前を呼びましょう。
目が合っていないのに名前を何度も呼ばれると、
アイコンタクトを正しく理解できなくなります。
お座りは、しつけの基本中の基本です。
おしりを地面につけた状態です。
これをマスターしておけば様々な場面で役に立ちます。
散歩中の信号待ちや、少し飼い主が立ち話をする時など、
チワワを興奮させる事なく待たせる事が出来ます。
お座りで待たせる事で様々な効果を得られる事も出来ます。
例えば、仲良しの犬が近づいて来た時も、
興奮のあまり飛び出して行く事を抑えられたりします。
手に入っているおやつのニオイをチワワの鼻先に当てて嗅がせます。
興味を持ち始めたらトレーニングスタート。
そのまま手をチワワの頭上に動かします。
すすると鼻先が上がって自然とお座りの姿勢をとります。
完全におしりが床に着いたら褒めながらおやつを与えます。
反復して上記の事を行い、床におしりを付ける事を覚えたら、
次は手の指示と言葉の指示(コマンド)を教えて行きます。
まずは掌を前に向けチワワの鼻先に近づけます。
掌を上に向けたまま上の方へ動かして行きます。
チワワが上を見上げておしりを床につけたら「お座り」と声をかけておやつをあげましょう。
「お座り」の声を掛けるタイミングはお尻を下げ始めたタイミングで言いましょう。
先に声を掛けてしまってお尻をつけてくれないと、
「お座り」のコマンドに従わなかった事になり褒める事が出来ません。
フセはチワワにとっては、お座りよりも楽な姿勢です。
長時間待たせるときなどに有効です。
しかし、フセの状態からとっさに逃げる事は出来ない為、
安心の出来ない外では上手く出来ない子がいます。
警戒心の強い犬には抵抗がある姿勢のようです。
ドッグカフェや、公共施設など大人しくしておかなければならない場所で有効です。
楽な姿勢な為長時間待つことが出来ます。
また、反射的に動く事が出来ない為興奮を抑えトラブル回避にもつながります。
飼い主はチワワの右斜め前方に座ります。
この時、チワワにもお座りをさせています。
おやつを握った右手を鼻先に当ててしつけに集中させます。
おやつを握った手をゆっくりと下に動かします。
チワワが手につられて頭を下げて行くのを確認しながら、
チワワの両前足の間くらいの所で床に手を付けます。
そのまま真っ直ぐに、手をゆっくりと引くとフセの姿勢になります。
上記を繰り返し行って練習すると手の合図を覚えます。
手を下に下げると自然にフセの姿勢を取る様になるのでそうしたら、
フセの姿勢を取り始めるタイミングで「フセ」とコマンド(言葉の指示)を教えて行きます。
マテはお座りと違い、我慢をする事を覚えさせるしつけです。
信号で飛び出さないようにしたり、勢い余って他の犬の所へ遊びに行くのを阻止します。
信号待ちや、家への突然の訪問者、ショッピングの支払中、
また、ドッグカフェなどでもマテは使えます。
まず、おやつを掌に握りながらお座りをさせます。
チワワがお座りをしたらアイコンタクトをとり、じっと見つめて、
チワワにおやつを握っていない方の掌を見せ「マテ」と言います。
そのまま2秒3秒・・・5秒とマテが出来たら「ヨシ」と言いながらおやつを与えます。
上記のマテと同様に、チワワにフセをさせます。
フセが出来たらおやつを持っている手を遠ざけます。
「マテ」と言いその手を飼い主の顎の下に持って行き、アイコンタクトを取ります。
2秒3秒・・・5秒と待たせ、動かず大人しくしていれたら「ヨシ」と言いおやつを与えます。
オイデを使えば、言葉で自在にチワワを飼い主の元に呼び寄せる事が出来ます。
トラブル回避にもつながるので是非覚えさせましょう。
オイデと呼んで来るか来ないかは、
飼い主をチワワが信頼しているかしていないかで決まってきます。
危険な所に行きそうな時や、散歩中によその犬に近づいた時。
ドッグランで遊んでいる最中に帰らせる時やトラブル回避にも使えます。
手におやつを握り、鼻先でニオイを嗅がせて集中させます。
手をそのまま顎の下に持って行き、アイコンタクトを取ります。
手を飼い主の足の方に持って行きチワワに見せながら後ろに下がります。
手に鼻先をくっつけて来たら「オイデ」と声掛けをしてからおやつを与えます。
1歩分のおいでが出来るようになったら、
次は2歩、3歩と距離を伸ばして行きます。
最終的には遠くからでも、
「オイデ」が聞こえれば飼い主の元に来れるようにして行きます。
まとめ
しつけはチワワと楽しく行う事。
出来ないからと言って怒ってはいけない。
マグネット、アイコンタクト、お座り、フセ、マテ、オイデの順番で覚えさせると良いだろう。
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